しあわせのかたまり

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息子を育てる母のブログ。

不妊治療記ー病院選びから受けた治療まとめ

赤ちゃんがやってくるのは奇跡的

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(字にすると暗いトーンだけど、軽く読んでね笑)

体の不調もなく結婚して旦那さんと仲良く暮らしてれば、赤ちゃんはいつか来ると思ってました。だってそうでしょ?みんなフツーに妊娠していく。でも実はとても奇跡的な事なのでした。

ありがたいことに、治療を始めて約2年で授かりました。でも、治療を始める前に2年って言われたら「え、そんなにかかる???」と思ってたと思います。これまでの経緯と感じたことをシェアしつつ、自分の備忘録として残しておきたいと思います。

 不妊治療を振り返って

⭐︎自分が不妊症ということを受け入れられなかった

私の場合、これが不妊治療で一番高かったハードルかもしれない…今考えるとめっちゃしょうもない(笑)

学生時代からずっと健康診断では何も引っかからなかったし、体重も極端に痩せている・太っているわけでなく、生理痛もさほどない。なので、結婚してから毎月「来月こそは絶対に妊娠する」と言って もはや暗示w 3年くらい経ってました。

不妊症とは生殖年齢の男女が妊娠を希望し、1年以上避妊せず性交を行っているにもかかわらず、妊娠の成立を見ない場合をいいます。』

 普通なら避妊していなければ1年で90%(だっけ?)の確率で妊娠するはずなのに、この90%に自分が入れなかったこと、これがどうしても受け入れられなかったです。

ネットで妊娠できる方法について調べたり、妊娠できた人のブログを読み漁ったりして過ごしてました・・・

⭐︎通院すれば、不妊治療は半分終わったようなもんだった!

治療についてあまり分かってなかったので、とりあえず京都の実家に帰省した時に信頼できそうなクリニックに行ってみました。しかし、本格的に治療を開始するとなると、月に最低でも2ー3回は通院が必要なため、家(関東)から京都に新幹線で通院するのは現実的ではなく、住んでいるところの近くでお医者さんを探すことになりました。冷静に考えると、超当たり前のことなんですけどね。

最初はタイミング法っていう、いつ仲良ししたらいいかを先生から指導していただく治療法から始めていきました。クリニックに通い、指示通りに旦那さんと仲良しすれば、それすなわち不妊治療ってことになります。通院前、私が勝手に想像していたほどの医療介入は無かったです。(←毎回顕微鏡で見たりすると思ってた)

 

クリニック選び

ライフスタイルと病院の雰囲気

私の住んでいる市内に不妊治療を扱うクリニックは1軒。(田舎…)しかしながらそこの先生や受付の方に対する口コミがえぐいほど悪い(笑)1軒しかないのにダヨ!!!

ただでさえやりたくない治療を受けにいくのだから、ちょっと遠くても安心して気持ちよく通えるクリニックにしたい!(泣)と思い、他県の、車で約50分かかるけど口コミの良いクリニックに通うことに決めました。仕事終わりに通うという可能性も大いにあるので、診察時間内に間に合うかどうかも視野に入れました。

また、院内の雰囲気が自分に合いそうかもチェックしました。ホームページがダサめでも意外とちゃんとしてたりするかもしれないので、そういうのは口コミサイトも確認!(笑)

先生・看護師さんの人柄

私の主治医だった先生は、余計なことは雑談も含め何も言わないサバサバ系だったけど、1日に何人も診ていらっしゃることから、経験豊富なのは明らか。ちょっと質問しづらいと感じたけど、何より信頼できました(たまにニコっとしてくれると嬉しかったww)

高圧的な態度の人が異様に怖いので、看護師さん・受付の方が優しいところが合ってました。注射の後「よく頑張ったね!」って言ってくれるのが地味に嬉しかったです(笑)

行くまでに時間もかかるし、診察まで1時間待ちは当たり前のような混雑だったけど、やっぱり自分と関わってくれる人が信頼できたり怖くないっていうのが私の中で大事だったので、おかげで何とか通い続けられました。コロナ前は旦那も付き添ってくれてて、「あの先生なら信頼できる」と思ったようで、夫婦で納得して通うことができました。

どこまでの治療ができるのか

ステップアップした時にどこまでできるのか。タイミング法だけしかやっていなければ、人工授精をしたいと思った時、紹介状を書いてもらって別のクリニックに転院することになるでしょう。できるだけいろんな治療を扱っているクリニックを選ぶと後々ステップアップする際には楽ちんです。私が行ってた所は人工授精までだったので、体外受精をするのだったら転院でした。

自分の価値観を大切に!

いつまで通うかゴールがわからない上、決して楽しい通院ではないので、何軒か選べるのなら、自分に合いそうなところを頑張って探し、納得して通うのが吉。価値観は人それぞれ!

 私が受けた治療

※あくまで私の記憶と体験談なので、そこんとこよろしくです

最初に簡単な検査をもろもろ

クリニックに通い始めると、当たり前ですが、なぜ赤ちゃんができないかの原因を探るところから始まります。最後に生理が来たのはいつ?などの問診、血液検査、経膣超音波(オマタに入れるやつ)、尿検査、など 簡単な検査がありました。生理が終わった頃に行くのがいいかな?と思うけど、病院によると思うので受付のお姉さんに聞く。それと、不妊治療のクリニックは結構混んでいることが多い。

タイミング法<主な治療>

仲良しするのにグッドなタイミングを先生に教えてもらう方法です。毎回経膣超音波を使うので、あの椅子に座り、オマタに入れられます(だからスカートがおすすめ。私は毎回ワンピースで行ってた。)慣れると何とも思わないのが面白いw

スケジュールは、

排卵日前に卵胞がどれぐらい大きくなっているかのチェックを1〜3回診察にてチェック。

②卵胞が大きくなっていて、尿検査でも排卵が近そうだと判断されたら仲良しする日を指示されるので実行する。hCG注射というホルモンの注射?をします。(約36時間後に排卵する)腕かお尻に打つ筋肉注射なのですが、アザになることもあるのでお尻がおすすめ。

排卵が終わっているかのチェック、再度hCG注射(今度は着床を助ける役割をするらしい)

④2週間待って、生理が来たら先生に電話。

⑤私は卵胞がなかなか育たない体質だったので、生理5日目からクロミッドを内服していました。④の電話で飲むスケジュールを案内され、次回診察日の打診があります。

→妊娠するまでorステップアップするまで繰り返し。

クロミッドの代わりにHMG注射というので治療した時もありました。これは毎日病院に注射してもらいに行かないといけなかったので大変でした。しかし私はこの注射では卵胞が育たなかったので、クロミッドに戻りました。

この方法を1年半ぐらい続けました。(←早くステップアップしたければ、させてもらえると思います。)私は自覚症状がなかったけど、子宮内膜症がとても広がっていたので除去する手術を先にした方がいいかもしれないとも言われていました。先生的にもどの治療から始めていくか迷われてたみたいです。試してみないとわからないですからね…

卵管造影検査<スポットの治療>

卵管に異常がないか、卵管に造影剤を流し込んでレントゲンを取る検査です。これはタイミング方をやる中で先生から勧められてやることが多いと思います。

私はこの検査で妊娠しやすくなると聞きかじってとりあえず受けてみたくなり、京都で行ったクリニックの通院2回目でやってもらいました。

のちに本格的に通った関東のクリニックでも、通院して1年経った頃に再度この検査をやり、合計2回受けました。

1回目は、初めから終わりまで同じ部屋でした。2回目は、器具をいつもの診察室でつけて、レントゲン室に移動しました。感覚は、痛いというか造影剤が流されたら重い生理痛がずーーんとくる感じでした。あの説明できない独特な痛み…。1回目は片方の卵管が詰まっているという結果でしたが、2回目は両方通っていました。それもあってか、2回目の方が痛さは平気でした。

人工授精<ステップアップした治療>

タイミング方からのステップアップです。ほとんどタイミング方と同じですが、夜の仲良しではなく、人の手によって精子卵子を出会わせる方法です。排卵はしてるのに、なんでか精子卵子が出会ってない人に有効な方法なんだと思います←アバウトw

私の通っていたクリニックは時間外での対応だったので、朝9時前までか、夜18時以降での実施でした。時間外だと私のパートの仕事とも、旦那さんの仕事とも時間が被らない上に、予約を入れている手前、予定が合わせやすく、協力してもらいやすかったです。(タイミング方だと「今日はちょっと気分が…」とかで中止になってしまう場合もありますからw)

手順は、お家で旦那さんに精子を取ってもらい、胸元などに入れて冷やさないようにして病院へ持っていきます。その後、遠心分離機にかけられたイキのいい精子だけを子宮内にスポイトのようなもの?で注入されます。その後は普通に過ごして大丈夫でした。

この治療の2回目で授かりました。1回目は全く痛くなかったのですが、2回目は何故か子宮口をつままれたため、子宮卵管造影検査の倍ぐらいの痛みでしたw個人差と時と場合による痛みがあるようです… 

→2回目と、妊娠確定まではまた別の記事にしてあります。

shiroico.hatenablog.jp

治療はできるだけメンタルが楽なように

色々と書いてきましたが、治療中の気持ちは、とても綺麗事だけでは語れないです。

本音は「辛い・こんなんやらんで済むならやりたくもない・なんで自然に妊娠できる人もいるのに自分はダメなん?」です。

毎月生理が来るたびに落ち込んだり泣いたりしてたし、いっそのこと治療もやめちゃおうかと思ったことも何回もありました。(それはそれでいい選択だけど同時に勇気もいる。)

趣味もないし周りに友達もいないから、頭の中は赤ちゃんが欲しいということでいっぱい。

ストレスなく過ごすことが妊娠には大切っていろんな所に書いてあって、「わかっとるけど、妊娠のことで頭がいっぱいなんじゃぁぁあ!!」という毎日。

今後会う予定もないようなあんまり仲良くない友達からの妊娠報告(グループライン)なんて、とてもじゃないけど祝えなかった。「久しぶり!元気?妊娠しました!」←おめでとうって言われたいだけのやつ

※もちろん仲良しの子の妊娠はとーーっても嬉しかったけどね♪⭐︎!

でも、これは不妊治療してる人ならみんなそうだと思う。人間だもん、仏じゃないもん。だから、こんな風に思うことが悪いことだなんて思わないでほしい。みんなそうですよ、きっと。 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。もしもう一度不妊治療をすることになったら読み返そうという備忘録と、自分の経験がちょっとでも誰かの役に立ったらいいなとの思いを兼ねて治療のことを詳しく書き残してみました。人それぞれ治療内容が違うと思いますので、参考程度にしていただき、主治医の指示に従うことを1番に考えてくださいね。それから、体と心を大切にしてください!